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 新刊情報 『世界遺産国際シンポジウム「金を中心とする佐渡鉱山の遺跡群」シンポジウム記録』  地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2011年2月12日(土) 19:25
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新刊情報
 『世界遺産国際シンポジウム「金を中心とする佐渡鉱山の遺跡群」シンポジウム記録』(新潟県教育庁文化行政課世界遺産登録推進室、2011年1月、49頁)が刊行されました。本書は平成22年10月16日に北沢浮遊選鉱場前広場(佐渡市)で開催された「講演会・音楽会『佐渡鉱山秋の夕べ』」、及び平成22年10月17日にあいかわ開発総合センター(佐渡市)で開催された「世界遺産国際シンポジウム『金を中心とする佐渡鉱山の遺産群』」を採録したものです。内容は以下のとおりです。

目次

講演「今、何故、遺産・文化・景観なのか」 篠原修氏(政策研究大学院大学教授)

シンポジウム会場配布資料

シンポジウム
 基調講演「佐渡金銀山の産業遺産としての評価」 マイルズ・オグリソープ氏(ヒストリック・スコットランド政策責任者、国際産業遺産保存委員会英国代表)

 パネルディスカッション「産業遺産としての佐渡金銀山の価値と今後の整備・活用」

 閉会

 新刊情報 斎藤武彦・斎藤純子・北見継仁編『本間寅雄著作目録』  地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2011年2月9日(水) 11:54
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新刊情報
斎藤武彦・斎藤純子・北見継仁編『本間寅雄著作目録』(本間寅雄著作目録編纂委員会、2011年1月、122頁)が刊行されました。
佐渡博物館長などを歴任された郷土史家故本間寅雄氏の1946年から2007年までの著作が、刊行年月順に示されています。なお、本間氏が遺された資料は一括して佐渡市教育委員会「佐渡学センター」に寄贈されています。


 新刊情報 金子勉『「振矩術に関する調査研究」報告書』 地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2011年2月6日(日) 9:39
[修正]
新刊情報 
金子勉『「振矩術に関する調査研究」報告書』(新潟県佐渡市教育委員会 社会教育課 佐渡学センター、2010年12月、161頁)が刊行されました。佐渡金銀山の坑道掘りに不可欠だった測量術である「振矩術」についての調査研究報告書で、内容は以下のとおりです。

目次

第T章 振矩術
1 振矩術
2 鉱山の用語

第U章 阿部誠之の『校正振矩術』
1 阿部誠之の『校正振矩術』
2 『校正振矩術』の序

第V章 『校正振矩術』の内容
1 測量器具について
   1−1 四方矩
   1−2 順勾配・逆勾配
   1−3 方位盤
   1−4 鑑板
2 基本測量の具体的手順
   2−1 縄引・野帳への記録
   2−2 仕上げ
   2−3 十二支による方法
   2−4 用地位則可用逆術
3 図引および歩積
   3−1 図引
   3−2 歩積
4 測量の応用例
   4−1 変高下
   4−2 横貫図(上巻)
   4−3 山上から鋪内の台引立の所在を求める(上巻)

第W章 和算部分
1 角術第1問
2 角術第2問
3 角術第2問と「開出乗率」表との関連
4 勾配乗率・開出乗率の表について
   4−1 勾配乗率
   4−2 開出乗率

第X章 大蔵家『諸算術集』の「振矩術」
1『諸算術集』の「振矩術」
   1−1『諸算術集』の「振矩術」
   1−2『諸算術集』の「振矩術」の内容の概略
2『分度餘術』と『秘伝地域図法大全集』
   2−1 松宮俊仍の『分度餘術』
   2−2 細井知慎の『秘伝地域図法大全集』

第Y章『青木家振矩術書』
1 勾配および方角に関する定率
   1−1 「勾配振矩得股定率」表
   1−2 地域および四方矩の図
   1−3 「求方角伸ノ寸定率」
2 正多角形の1辺と各斜
   2−1 直径1尺の円に内接する正48角の1辺の長さ
   2−2 各斜

第Z章 振矩術の具体例
1 山本仁兵衛の『振矩 方位術』
   1−1 鳥越間歩勘六間切引立ヨリ勘左ヱ門廊下烟貫場所マテ
   1−2 勘六間切ヨリ蔵之助間切マテ

第[章 振矩術と規矩術
1 規矩術
2 振矩術と規矩術
   2−1 『諸算術集』の「振矩術」と『校正振矩術』
   2−2 『校正振矩術』と「規矩術」
3 静野与右衛門の測量術
   3−1 追手流
   3−2 与右衛門の振矩絵図
   3−3 南蛮流

資  料
・阿部誠之の『校正振矩術』(『阿部家 校正振矩術 全』)(佐渡市立相川郷土博物館蔵)
・『諸算術集』の「振矩術」(『最上流算法自在 全』)(個人蔵)
・『青木家振矩術』(佐渡市立相川小学校蔵)
・山本仁兵衛『振矩 方位術』(『山本仁兵衛 算法書 全』)(佐渡市立相川郷土博物館蔵)

おわりに

 新刊情報 白峰旬『江戸大名のお引っ越し−居城受け渡しの作法』 地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2011年1月5日(水) 11:53
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新刊情報
白峰旬『江戸大名のお引っ越し−居城受け渡しの作法』(新人物往来社、2010年10月、190頁、\1400円+税)が刊行されています。

第一章第三節では、天和元年(1681)に越後騒動に関する将軍綱吉による裁定の結果、改易となった松平光永の居城であった越後国高田城受け取りのプロセスなどについて検討がなされています。略目次は以下のとおりです。


はじめに

第一章 改易処分による大名居城の受け取り・引き渡し
第一節 寛永九年の熊本城受け取り
第二節 寛文六年の宮津城受け取り
第三節 天和元年の高田城受け取り
第四節 元禄十年の津山城受け取り

第二章 通常転封による大名居城の受け取り・引き渡し
第一節 吉田城の受け取り(宝永三年)と引き渡し(正徳二年)
第二節 正徳二年の古河城引き渡しと吉田城受け取り
第三節 天保七年の浜田城引き渡し
第四節 天保七年の棚蔵城受け取り
第五節 慶応三年の白河城・棚倉城・川越城の受け取り・引き渡し

第三章 江戸時代における大名家格と城郭
  『土芥寇讎記』における「居城」・「居所」表記

おわりに

 新刊情報 阿部俊夫『近世ふくしまの国絵図』 地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月27日(月) 18:15
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新刊情報
阿部俊夫『近世ふくしまの国絵図』(歴史春秋社、178頁、2010年9月、¥1200+税)が刊行されています。
福島と隣接する越後についても記載があります。正保国絵図に関しては、只見川付近に奥羽と越後両国の国境論争があり、両国の国絵図には国境認識の違いが反映されていること、蒲原郡小川庄の境界論争については、会津藩の国絵図に幕府国絵図担当奉行・井上政重の指示通りに小川庄の境界が描かれるようになったこと、また、元禄国絵図の作成について会津藩では、藩境を接する諸国の縁絵図を突き合わせて国境を確認したが、越後諸藩の絵図役人は、中山杢兵衛(新発田藩)、陰山治兵衛・波田奧右衛門(村上藩)、名越与次右衛門(長岡藩)であったことなどを指摘しています。
以下、略目次です。

目次
はじめに

第一部 江戸幕府の国絵図編纂
 一 国絵図編纂の展開
 二 本県の国絵図の所在

第二部 国絵図と絵図元・絵図掛
 一 会津藩の正保国絵図
 二 平・棚倉・中村三藩の元禄国絵図
 三 天保国絵図と切絵図

第三部 元禄国絵図と会津布引山争論

余滴
 一 明治の国絵図
 二 若松管内絵図

あとがき
参考文献



 論文情報 『史境』第60号  地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月26日(日) 12:39
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論文情報
『史境』第60号(歴史人類学会〔筑波大学大学院人文社会科学研究科内〕、2010年3月)に、以下の新潟県にかかわる論考があります。

・板橋春夫「男性産婆の発見−助産分野における性差と働き−」
東日本に片寄っている男性産婆の伝承事例を、新潟県湯沢町、松之山町の事例を含め紹介。男性産婆の類型化と助産術、男性産婆と羞恥心・性差などについても触れ、助産分野における男性の役割を考察。男性が出産に関わっていたのは決して特殊な事例ではなく、特殊なものとして認識させたのは、近代助産制度確立の結果による可能性を示唆。

・門口実代「婚礼記録の継承−家における記録の保有状況を通して−」
新潟県東蒲原郡阿賀町実川の猪俣家の婚礼帳などを分析。婚礼帳や婚礼用具を含む多様な形態の記録が家の歴史との関係性を保持した形で、広義における婚礼資料群を形成していることを提示。また、婚礼が行われてから何十年も経過していながら、なお家に保有されている婚礼記録には、記録を残そうとする当家の人の意識が織り込まれていることなどを指摘。


  地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月24日(金) 17:14
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新刊情報
『新潟県文人研究』第13号(越佐文人研究会、2010年12月、160頁)が刊行されました。
内容は以下のとおりです。


会則

既刊号総目録

巻頭特集 石川侃斎

琵琶湖周航の歌と吉田千秋(旗野博)

相馬御風宛書簡について(五)− 佐藤吉太郎・耐雪(金子善八郎)

越後最後の瞽女 小林ハルさんの周辺を探って(鈴木仁)

亀田鵬斎と『仏説摩訶酒仏妙楽経』(続)(石井公成)

清国書家の来越 二 −徐晏波と王治本を中心として(田宮覺)

保阪家と日下部鳴鶴(田宮覺)

望憶・新潟書師百家(伊藤鳩南)

會津八一先生調べのメモノート(飯田素州)

會津八一関係の最新情報(池内力)

山岡荘八と俳句(山森勲)

舟江の化政天保文化・石川侃斎(岡村鉄琴)

平成二十二年の活動より

編集後記

 新刊情報 『新潟県立歴史博物館収蔵資料目録 山崎光子民俗服飾コレクション』 地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月23日(木) 8:49
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新刊情報
『新潟県立歴史博物館収蔵資料目録 山崎光子民俗服飾コレクション』(2010年12月、220頁)
新潟県立歴史博物館で開催中の企画展「布のいのちと美−山崎光子コレクションのまなざし−」(平成22年12月23日(木・祝)〜平成23年3月21日(月・祝))に関連する収蔵資料目録で、内容は以下のとおりです。

刊行にあたって
目次
概要
図版
 労働のなかの仕事着
 暮らしのなかの衣類
 村上市上海府地区の藤織り
 特殊繊維等と織物
 伝統的な染色
 その他
 実測図
解説
 私の収集資料とその背景(山崎光子)
 湯沢町のサンパク(長井久美子)
 布のいのちと美−山崎光子コレクションのまなざし−(陳玲)
資料一覧

 新刊紹介 中村義隆『割地慣行と他所稼ぎ−越後蒲原の村落社会史』  地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月16日(木) 22:23
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新刊紹介
中村義隆『割地慣行と他所稼ぎ−越後蒲原の村落社会史』(2010年2月、刀水書房、240頁、¥3800+税)の新刊紹介が以下に掲載されています。

『史学雑誌』119−11(2010年11月)
「災害が多発する過酷な環境だった蒲原地域の特徴を踏まえつつ、近世・近代の当地において百姓や村落共同体がどう存在していたのかを、克明に明らかにしている。そこには、村の百姓保護機能や、村における近世・近代移行の様相といった、他の地域の村落史・地域史を考えるうえでも重要な論点への提起が含まれている。」(小酒井大悟氏)

『地方史研究』348(2010年12月)
「割地慣行にしても他所稼ぎにしても、洪水など自然災害に悩まされ続けた蒲原地域の地域的特色が大きく関係しており、田畑からの収益に安定的に頼ることができなかった越後蒲原地域の人々が生み出した「村落共同体の維持」のためのシステムとして提示されており、両者を併せて考えることによって、当該地域の社会背景が深く掘り下げられている」(阿部綾子氏)

 動向 本山幸一「越佐地方史談話会の活動について」  地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月16日(木) 22:21
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地域研究活動の動向
本山幸一「越佐地方史談話会の活動について」(『地方史研究』348、2010年12月)

 かつて、新潟県の地方史研究において、同好の仲間を結びつける二つの場として、『新潟県史』編纂事業と、かみくひむしの会の会誌『かみくひむし』が存在した。
 しかし、前者は刊行を終了し、後者は1995年に第100号の刊行をもって休刊となり、情報を交流・交換する場が失われている。
 越佐地方史談話会は、このような状況のもとで、県内広く、地域や所属の枠を超えて、誰もが自由に参加できる情報交換の場を設けようと、2008年に立ち上げられた。
 本稿では、同会のこれまでの活動の概況と、今後の活動の課題などが報告されている。

 刊行図書情報 『妙高山雲上寺 宝蔵院日記の風景』 地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月12日(日) 11:35
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刊行図書情報 
『妙高山雲上寺 宝蔵院日記の風景』(妙高市教育委員会、2010年7月、314頁)が刊行されています。

『宝蔵院日記』は、江戸時代に関山権現別当寺であった宝蔵院で書かれた日記。正徳2年(1712)から慶応4年(1868)まで書き継がれ、98冊も現存しています。本書は、その内容をわかりやすく紹介し、特に、妙高山信仰の姿や宝蔵院と地域住民との関連などを考察しています。内容は以下のとおりです。

目次

はじめに 『宝蔵院日記』の魅力と本書の構成

第1章 妙高山と関山権現
 太古から続く妙高山への信仰
 関山権現にみる神仏習合の世界
 関山権現の夏季祭礼

第2章 宝蔵院の社領支配
 領主としての宝蔵院
 関山権現と宝蔵院の社役
 豊富な山林原野の資源

第3章 宝蔵院を訪れた人々
 いろいろな参詣者・来訪者
 近世の旅と俳諧を楽しんだ人々

第4章 宝蔵院の行事と地域の人々
 地域住民の進物・手土産
 宝蔵院の年中行事
 宝蔵院で供された食の文化

第5章 村の暮らし・宝蔵院の暮らし
 暮らしの中のあれこれ
 村を襲った飢饉・火災・自然災害

第6章 たたかう村の姿
 関山村と坂口新田との水争い

第7章 宝蔵院の温泉経営
 賑わった温泉場

第8章 宝蔵院の建物・庭園・仏像
 宝蔵院の建物と庭園
 宝蔵院が供養した仏像たち

コラム 『風景』を読み解く
@江戸や大坂で名を残した森蘭齋
A高田藩が幕府に献上した「関山蕨」
B関山の名物だった「狗背」と「笋」
C現在の妙高山登拝行事「なんぼいさん」
D難読語「禾亥」と故松永靖夫のこと
E孔方兄と鵞眼・鳥目・青蚨、そして貨幣価値の変動
F地元関山の伝承と「文化財を語る会」

参考資料
 参考資料一 宝蔵院の歴代院主名一覧
 参考資料二 宝蔵院の歴代代官一覧

参考文献

本書の執筆者と執筆分担

資料所蔵者・協力者

 新刊情報 『十日町市歴史資料目録7 阿部治郎家文書』 地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月9日(木) 22:41
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新刊情報
 『十日町市歴史資料目録7 阿部治郎家文書』(十日町市古文書整理ボランティア・十日町情報館、2010年12月、155頁)が刊行されました。

本書は、旧・中魚沼郡中条村北原(現・十日町市中条地区)阿部治郎家の歴史資料目録です。
江戸時代の北原は北原新田と呼ばれ、隣村の中条新田とともに両新田と称し、中条村の枝村でした。阿部家は両新田の触継役(ふれつぎやく)という役職を務めていた時期もありました。
巻頭には、以下のような文書が写真入りで紹介されています。

・文久2年(1862)「水揚覚帳」
※長岡から塩を中心とした商品が中条河岸に送られたことなどを書き留めた文書。
・万延元年(1860)「為取替申証文之事」
※長岡までの通船「妻有船道」に関する文書。
・文政元年(1818)「村中百姓中間定之事」
※作物を盗んだ者に、節句とお盆に赤い袖なしを着用させるなどの取り決め。
・天保15年(1844)「差出申一札之事」
※忌日に機を織った者の詫状。
・天明6年(1786)「割山内談申合定メ証文之事」
※刈干山を117の権利に分割して家ごとに渡した文書。

 新刊情報 葛飾区郷土と天文の博物館特別展の展示解説書『現場へようこそ〜出稼ぎ・集団就職・雇用と就職の近現代史〜』 地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月8日(水) 20:26
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新刊情報
葛飾区郷土と天文の博物館特別展の展示解説書『現場へようこそ〜出稼ぎ・集団就職・雇用と就職の近現代史〜』(葛飾区郷土と天文の博物館、平成22年11月、全112頁)が刊行されました。
5章「東京のなかの越後」では、近代新潟県の出稼ぎの一端について紹介されています。

目次
1章「現場へようこそ」
葛飾区立石図書館およびリサイクル施設の新築工事の現場
豊洲橋整備工事

2章「出稼ぎと集団就職の時代」
職業紹介と就職のうつりかわり
出稼ぎの時代
出稼ぎの推移
葛飾に出稼ぎに行った
シタゲ 近隣への出稼ぎ労働
楽しかった土木作業
集団就職がはじまった
集団就職の時代
農村はどう変わったか1
農村はどう変わったか2

3章「安全第一」
労働衛生の誕生
安全帽・安全靴
危機一髪

4章「変わる町、作っていく人たち」
変わる町、作っていく人たち
現在の道路工事
堤防工事と土羽打ち

5章「東京のなかの越後」
農業と出稼ぎ業のはざまで
親分・子分
東京の石焼き芋の盛衰
あうん
宇宙で就活

参考文献
おわりに

 新刊情報 『新潟史学』第64号  地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月1日(水) 14:15
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新刊情報 
『新潟史学』第64号(新潟史学会、2010年10月)が刊行されました。
内容は以下のとおりです。

■追悼
小村弌先生を悼む 田村裕

■論文
近世後期の他国稼ぎ隆盛と「国益」−越後国頸城郡の松尾講を事例として− 加納亜由子

■研究ノート
魚沼市弘誓寺所蔵「木造不動明王坐像」と戦国期新潟津不動院 前嶋敏
新潟市駒首潟遺跡出土木簡と九世紀の越後国 相沢央

■書評・新刊紹介
水澤幸一著『日本海流通の考古学−中世武士団の消費生活−』 瀬戸哲也
原直史編『近世平林町と越後荒川の世界』、芳井研一編『近代岩船郡と平林村木村家文書』 菅瀬亮司

■記事
第59回新潟史学会研究大会・総会記事
2009年度卒業論文・修士論文題目
受贈交換雑誌等目録



 講座情報 津南学講座〜秋季〜  地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月1日(水) 14:14
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農と縄文の体験実習館「なじょもん」では、津南学講座〜秋季〜が開催されます。

■12月4日(土)13:30〜15:00
「仏像彫刻悉皆調査から見えてくる津南町の歴史文化」
松岡誠一(仏像文化財修復工房)

■12月11日(土)13:30〜15:00
「地層からわかる信濃川の形成と妻有の大地の形成について」
喜多孝之(十日町南中学校)

※申込・参加無料

〒949-8201 新潟県中魚沼郡津南町大字下船渡乙835
農と縄文の体験実習館「なじょもん」
TEL 025-765-5511



 新刊情報 『遺跡学研究』第7号  地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月1日(水) 10:57
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新刊情報
『遺跡学研究』第7号(日本遺跡学会、2010年11月、全314頁)

「縄文の遺跡と文化」が特集され、
・「縄文遺跡の来し方行く末」    小林達雄
・「長者ヶ原遺跡とジオパーク」   木島勉
・「火焔街道博学連携プロジェクト」 山本哲也・金子和宏
など新潟県関係の論考も含まれています。



 新刊情報 『民具研究』第142号  地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月1日(水) 10:56
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新刊情報
『民具研究』第142号(2010年10月、日本民具学会、全98頁)
以下の新潟県関係の論考も掲載されています。

・「市民ボランティアとの協働作業−ろうけつ染技術の記録保存を例に−」 伊達仁美
※中越大震災で被災した十日町市の柳染色加工所のろうけつ染技術の記録保存を、市民ボランティア活動を交えて報告。

・「布資料の保管方法に関する事例報告−十日町市柳染色加工所ろうけつ染め見本を例に−」 石井里佳
※中越大震災で被災した十日町市の柳染色加工所のろうけつ染見本の保管方法について報告。

・「服飾のデジタル・アーカイブ化の試み−「山崎光子民俗服飾コレクション」を事例に−」 陳玲
※新潟県立歴史博物館が所蔵する「山崎光子民俗服飾コレクション」のデジタル・アーカイブ化の試みと課題を報告。



 胎内市野地遺跡の縄文時代土坑の公開―穴に捨てられたクルミや籠― 地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年12月1日(水) 10:55
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新潟県埋蔵文化財センターで、胎内市野地遺跡の縄文時代土坑が公開されます。

【概 要】
野地遺跡は胎内川右岸の胎内市大字八幡にある今から3,000 年ほど前(縄文時代後期〜晩期)の集落跡です。遺跡は平成13 年に日本海東北自動車道建設に先立つ試掘調査で地表下およそ2bから発見しました。今回は試掘調査時に残したままの木柱などが腐朽する恐れがあることから夏に再発掘し、普通の環境では朽ち果ててしまう植物質の籠や編物が数種類詰まった土坑や建物に使用するため運んだと見られるクリの柱材など、縄文の生活の一端をうかがうことのできる貴重な資料を埋文センターに移し調査しています。

【公開する物】
●クルミ・クリ・籠・土器・木製品を廃棄した、底面に編物が敷かれた貯蔵穴(フラスコ状土坑) 1 基
●建物の柱などに使用するためにまっすぐに育てた長さ5.8 bのクリの木 1 本

【公開日時】: 平成22年12月3日(金)・4日(土)午前9:00〜16:00

【場 所】: 新潟県埋蔵文化財センター 敷地内 木製品保管棟
      新潟市秋葉区金津93−1(県立植物園に隣接)

【連 絡 先】:(財)新潟県埋蔵文化財調査事業団 рO250−25−3981
        担当 田海義正 (090−2728−2215)



 新刊情報 『今なぜ佐渡の玉作か−離島「佐渡」の玉作文化を探る−』 地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年11月23日(火) 15:42
[修正]
新刊情報
『今なぜ佐渡の玉作か−離島「佐渡」の玉作文化を探る−』(日本玉文化研究会佐渡大会実行委員会、2010年11月、全118頁)が刊行されました。
2010年11月6日〜7日に佐渡市佐渡島開発総合センターで開催された、日本玉文化研究会第8回シンポジウム佐渡大会の資料集です。内容は以下のとおりです。


目次

趣旨説明 今なぜ佐渡の玉作か−佐渡島玉作の古代史上の意義− 寺村光晴・鹿取渉

学史上の佐渡島玉作−回顧と課題− 寺村光晴

佐渡玉作遺跡の調査・研究史 計良勝範

新穂玉作遺跡群の調査と特質 鹿取渉

佐渡玉作遺跡出土石製玉類の石材産地同定分析 藁科哲男

土器からみた佐渡玉作遺跡の年代観 滝沢規朗



 新刊情報 『国際縄文学協会紀要』第3号 地域史ネット事務局(県立歴史博物館)  2010年11月23日(火) 13:37
[修正]
新刊情報
『国際縄文学協会紀要』第3号(NPO法人国際縄文学協会紀要、2010年11月)が刊行されました。内容は以下のとおりです。

目次

小笠原諸島 北硫黄島−太平洋上の孤島に発見された謎の祭祀遺構− 小田静夫

縄文土偶の探究 小林達雄

実験考古学 「打製石斧」の製作と両極敲打技法 久保田正寿

九州北半部地域における縄文時代後期の文化変容についての省察 石川健

土偶について/日本の代表的な土偶解説 土肥孝

うずまこーて!笹山縄文−火焔型土器のふるさと、笹山を知る− 野沢恒雄



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