新潟県埋蔵文化財センターで、胎内市野地遺跡の縄文時代土坑が公開されます。
【概 要】 野地遺跡は胎内川右岸の胎内市大字八幡にある今から3,000 年ほど前(縄文時代後期〜晩期)の集落跡です。遺跡は平成13 年に日本海東北自動車道建設に先立つ試掘調査で地表下およそ2bから発見しました。今回は試掘調査時に残したままの木柱などが腐朽する恐れがあることから夏に再発掘し、普通の環境では朽ち果ててしまう植物質の籠や編物が数種類詰まった土坑や建物に使用するため運んだと見られるクリの柱材など、縄文の生活の一端をうかがうことのできる貴重な資料を埋文センターに移し調査しています。
【公開する物】 ●クルミ・クリ・籠・土器・木製品を廃棄した、底面に編物が敷かれた貯蔵穴(フラスコ状土坑) 1 基 ●建物の柱などに使用するためにまっすぐに育てた長さ5.8 bのクリの木 1 本
【公開日時】: 平成22年12月3日(金)・4日(土)午前9:00〜16:00
【場 所】: 新潟県埋蔵文化財センター 敷地内 木製品保管棟 新潟市秋葉区金津93−1(県立植物園に隣接)
【連 絡 先】:(財)新潟県埋蔵文化財調査事業団 рO250−25−3981 担当 田海義正 (090−2728−2215)
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